
「広いディスプレイがお好き? 結構、ではますます好きになりますよ。さぁさぁ、どうぞ。フィリップスのニューモデルです。……快適でしょう? んああぁ、おっしゃらないで。大きさがやばい。でもデュアルディスプレイなんて見かけだけで配線は煩雑になるし、同じ型を買わないと統一感がないし、並べて真ん中に座るとベゼルが邪魔で、ろくなことはない。入力端子もたっぷりありますよ。どんなガジェットオタクの方でも大丈夫。どうぞ映像端子をパイルダーオンしてみてください。……いい映像でしょう? 余裕の黒色表現だ、パネルが違いますよ」
「一番気に入ってるのは……」
「何です?」
「……値段だ」
memo
現在amazonで97,985円なので10万円を切る。このサイズのモニターは10万円超えも珍しくないが、10万円未満なので消耗品として計上できるので個人事業主的に嬉しい。
買ってみた&設置してみた
レビューしていきます。

以前の作業環境。DELLの21インチのモニターをデュアルディスプレイで使っていました。なかなかの年代物なのでベゼルが極太です。机の下にwindows機を置いて繋いでいました。骨董品レベルのMacBookAirは添えるだけ。デュアルディスプレイってベゼルがいけてないよねと思いウルトラワイドモニターを買う流れになりました。ついでにテーブルの天板と脚も変えました。

439P9H1/11 、設置してみました。モニターの本体幅が1058mmあるので机の中央に配置すると左右の余白はほぼなくなりました。ちなみに机は1200mm×600mmの天板をマルトクショップでオーダーしました。
本体は10kgほどあり、モニタースタンドも4kgありました。なかなかの重量物です。1人で組み立てられる大きさですが、自信のない人は事前に筋トレをして体を鍛えて万全の体制で組み立てた方がいいと思います。もし落として足の小指にぶつけてしまうと大変なことになります。
memo
モニタースタンドが結構な大きさだったのでエルゴトロンのモニターアームに付けましたw これで机の上を広く使えます。

少しだけIKEAのデスクに載せていた時期がありました。モニターアームごと机にめり込んでいくぐらいには重いです。撮った写真見返していて思ったのですが今の天板にも若干めり込んでますね。補強プレート入れたほうがいいかもしれない。
梱包の箱も非常に大きかったです。俺が入れるぐらい大きい。箱を開けると巨大な発泡スチロールで梱包されているので、梱包資材の処分もそれなりに大変でした。
ウルトラワイドモニターで見えてくる世界
いくつかスクリーンショットを撮ってみました。スクショ1枚あたり約8MBありました(ブログに載せる際は縮小しています)。
ゲーム


普段ゲームは付き合い程度にしかしないので詳細な使用感は書けませんが、迫力がすごいです。FPS、TPSなどのシューターゲームは物理的に視野角が広くなるので有利になるかも知れません(?)。
CivilizationやHearts of Ironなどのストラテジーゲームは表示される情報量が多くなるので捗ります。
プログラミング

VScodeは3タブぐらい余裕で開けますね。ただソースコードは上から下に書いていくので横の長さが増えても1ファイルあたりの情報量が増えません。とはいえ43インチのディスプレイを縦置きするほどの酔狂でもなく。
ブラウジング

コンテンツ部分より余白のほうが広いですねw。
世の中のwebサイトはウルトラワイドでも高いデザイン性を担保できるような構成はしていないので全画面でブラウジングすることはないと思います。

ちなみにGoogleMapを開いたところ。かなり情報量が増えました。
豊富な入力端子

映像はUSB TypeCとDisplayPortが2つ、HDMIが1つがあります。それに加えて機器接続用のUSBが3つ、充電用のUSBが1つ。オーディオ端子、LANポートまであります。パソコンを複数台持っている人はモニターに繋ぐだけでハブのように使うことができますね。

とりあえずマイクを繋げています。これでパソコンを切り替えてもマイクは使い回せます。
MacBookProをTypeCケーブルでつなげば映像出力と充電が1本で済んで相当シンプルにできるのでは……と思ってたのですが重い処理をやっていると給電が追いつかずみるみるバッテリーが減っていき、結局別途充電用のケーブルを刺すことになりました。なので給電についてはあまり期待できないかも。
ポップアップカメラ

モニターの上部からカメラを出すことができます(普段はベゼルに埋まってます)。
カメラのついてないパソコン(Mac miniとか)をつないでビデオミーティングするときは出して使ってます。そんなに使う機会はないですが使わないときはしまっておけるのでいいですね。
買ってよかったか?
はい、買ってよかったです。
もうデュアルディスプレイには戻れませんw メインの作業はプログラミングです。エディタ立ち上げて参考資料を横に並べてコーディングとかやってます。ベゼルの制約なくウインドウの幅を微調整できるのがいいですね。表計算アプリとか、SpotlightStudioとか、横に長い方が見やすいアプリもいい感じに表示できます。
接続端子も多いので自宅にあるパソコンをすべて+ゲーム機を接続できそうです。配線が荒れ狂いそうですが。
439P9H1/11のスペック
最後にスペックを載せておきます。
サイズ | 43.4インチ |
パネル | VA LCD |
解像度 | 3840 x 1200 |
縦横比 | 32:10 |
応答速度 | 4mm/s |
映像端子 | DisplayPort 1.4 x 2 HDMI x 1 USB-C 3.2 x 2 |
サイズ | 1058 x 361 x 137 mm |
重量(スタンドなし) | 10.34kg |
重量(スタンドあり) | 14.37kg |
VESA | 100mm x 100mm |
ではでは!