7 Days To Dieのマルチサーバーの立て方を解説します。ある程度黒い画面での操作に慣れている人向けに書いているのでコマンドの解説などは割愛しています。
ConohaでVPSを契約しよう
ConohaのVPSを使えば簡単に7days to dieのマルチサーバーが作れます。

イメージタイプですでに7days to dieがあるのでそれを選択すると数回クリックするだけで7dtdのサーバーができあがります。やばいです。便利です。これ知らなかったときは調べながら手作業で設定していたので昔はメンタルが折れそうになってました。
サーバーのスペックですが、ざっくりとですが1~4人で遊ぶのであれば2GB、4〜6人で遊ぶのであれば4GB、さらにマップ広くしたりゾンビの湧き数を増やすのであれば8GBぐらいあればいいと思います。処理に対してスペックが足りないと普段はそこそこ動いてもブラッドムーンホード時にFPSが下がって紙芝居みたいなFPSで敵と戦うことになります^^
VPSを使うメリット
- クラウド上にサーバーがあるのでいつでもゲームができる。複数人でプレイする場合もホスト(サーバー管理者)がオフラインでも他のメンバーはプレイできる。
- 高負荷な処理をしても自宅が火事になる心配がない(しょぼいノートパソコンとかで自宅サーバーを立てると負荷に耐えきれずたまに発火します)。
- 電気代など発生しないので予算の見通しが立てやすい
VPSを使うデメリット
- 高い
- コマンド操作など多少の知識が必要
- セキュリティ対策を怠るとサーバーごと乗っ取られる(こともある
VPSの設定をしよう

私は普段macを使っていますがゲームをするときはwindowsを使っています。なので今回はコマンドプロンプトでsshログインします。sshでつなぐとこのような画面になります。さっそく遊びたいところですが、サーバー側の7dtdのバージョンが最新のものではない場合があります。なのでサーバーにsteamをインストールして7dtdをアップデートでします。
注意
今回は立ててすぐ潰すので割愛していますが長く遊ぶのであればrootログインの禁止・鍵認証などのセキュリティ対策もやっときましょう。

$ cd
$ wget http://media.steampowered.com/client/steamcmd_linux.tar.gz
でsteamをとってきます。

$ tar zxvf steamcmd_linux.tar.gz
$ chmod +x steamcmd.sh
展開し権限を付け加えます。
$ ./steamcmd.sh
Steam>login Steamのユーザー名
Steam>force_install_dir /opt/7dtd/7dtd_server
Steam>app_update 294420
スチームにログインして7dtdをアップデートします。steamのアカウントの設定によってはログイン時にメール認証があったりするのでうまいこと対応します。

もりもりアプデが走ります。場合によっては数分かかります。アップデートが終わったら/opt/7dtd/7dtd_server/serverconfig.xmlを編集します。
serverconfig.xmlの編集
serverconfig.xmlを編集します。デフォルトの設定でも動きますがサーバーにパスワードが掛かってなかったりマップが小さかったり湧きが渋いので適度に調整することをおすすめします。下記に主要な項目と意味を列挙します。
注意
xmlの不整合(”やカッコの閉じ忘れ)があるとゲームが起動しないので注意
ServerName | サーバーの名前 |
ServerDescription | サーバーの説明。サーバー一覧に表示されます。 |
ServerWebsiteURL | Discordのアドレスなどあれば書いておく(身内で遊ぶ分には不要) |
ServerPassword | サーバーのパスワード。設定しておかないと不特定多数がサーバーに入ってくる恐れがある。 |
ServerLoginConfirmationText | 設定するとサーバーに入ってきたユーザーにメッセージを表示する。 |
ServerPort | 7dtdのポート番号。特に変更する必要はない。 |
ServerVisibility | サーバーは誰から見えるか。2 = 公開、1 = 友人にのみ表示、0 = 表示しない。IP打ち込めば接続できるので0で問題はない。 |
ServerMaxPlayerCount | 同時接続できるプレイヤー数。大勢で遊ぶにはそれなりのサーバースペックが必要。でも大勢で遊ぶフェラルフォードは最高に楽しい。 |
EACEnabled | EasyAntiCheat(チート対策)を有効にするかどうか。有効にしているとたまに接続できない人がいるので仲間内で遊ぶときはオフにしている。 |
GameWorld | マップを固定マップにするかランダムにするか。探索する楽しみがほしいので基本的にはランダム。以前に比べてとんでもない糞マップが生成される確率は下がった。 |
WorldGenSeed | シード値。この値に基づいてマップが生成される。Conohaだとデフォルトでランダムな値が入っているので特に変更する必要はない。 |
WorldGenSize | マップの一辺の長さ。デフォルトは2048だがあまりにも狭いのでおすすめはしない。上限は16384だがマップ生成処理が重くなりすぎてサーバーが落ちるので6000〜8000ぐらいがいい塩梅だと思っている。 |
GameDifficulty | ゲームの難易度。0〜5の間で設定する。5にすると意味不明な難易度になる。 |
BlockDamagePlayer | プレイヤーがブロックに与えるダメージ。高いと資源採取がサクサク進む。 |
BlockDamageAI | AIがブロックに与えるダメージ。 |
BlockDamageAIBM | AIがブロックに与えるダメージ(フェラルフォード時)。 |
XPMultiplier | 経験値の増えやすさ。高いほどゲームに飽きるスピードが早くなる(かも。 |
PlayerSafeZoneLevel | プレイヤーのレベルがこのレベル以下の場合は、スポーン時に敵がいない状態が作られる。 |
PlayerSafeZoneHours | ↑の時間版? |
BuildCreate | チートモードの有効無効。何かを検証するときや、たまにバグって貴重な装備がロストしたりするのでそういうときだけチートモード使って復活させてノーカン!という使い方がいいと思う。 |
DayNightLength | ゲーム内の1日は(リアルの時間で)何分か。 |
DayLightLength | 昼の時間はゲーム内で何時間か。 |
MaxSpawnedZombies | ゾンビの最大同時出現数。80以上にするとゲームがパフォーマンスが落ちるがサーバーのスペックが低いと60でもかくつく。スペックをできるだけあげて出現数を増やしまくるとフェラルがWorld War Zみたいになる。 |
MaxSpawnedAnimals | 動物の最大同時出現数。 |
EnemySpawnMode | ゾンビが出現するか。これをfalseにするとこのゲームからゾンビ要素がなくなる。 |
EnemyDifficulty | 敵の難易度。 |
BloodMoonFrequency | 何日ごとにフェラルが発生するか。 |
BloodMoonRange | 指定するとフェラル発生が不定期になる。 |
BloodMoonEnemyCount | フェラル中発生する1人あたりのゾンビの量。16ぐらいにするとカオスになる。 |
LootAbundance | 物資を物色したときどれぐらいでるか。テンポよくゲームを進めたいなら200ぐらいにする。100を下回るとだいぶ渋い。 |
LootRespawnDays | 物資が何日で復活するか。 |
AirDropFrequency | 何時間ごとにエアドロップ(物資の輸送機からの投下)があるか。 |
AirDropMarker | 投下された物資の位置をマップに表示。 |
PartySharedKillRange | 共有経験値を受け取れる範囲。 |
PlayerKillingMode | プレイヤーキルの設定。 |
立てたサーバーに接続してみよう

ゲームに参加からサーバーブラウザを表示し、IPに接続をクリックします。サーバーのIPとポートを入力します。ポートは設定を変えていなければデフォルトは26900です。

サーバーとクライアントのバージョンが異なると、ゲームバージョンが不一致というエラーが出ます。サーバーのほうが古い場合はsteamコマンドで7dtdをアップデートします。クライアントのバージョンが古い場合はローカルのsteamで7dtdをアップデートします。
注意
複数人でマルチプレイする際は全員でバージョンを合わせておく必要があります。
ゲームをプレイ

無事にログインできました。サバイバルの始まります。服と道具と武器とウッドフレームとキャンプファイヤーを作ってトレーダーハウスに乗り込みましょう。